【高校野球】高岡第一がノーシードから優勝王手…１年生６人がスタメン
７回に２点を追加して盛り上がる高岡第一ベンチ 画像（1枚）

◆秋季高校野球富山県大会　▽準決勝　高岡第一６―２新湊（２１日・富山市民）

　ノーシードから勝ち上がった高岡第一は、６―２で新湊を下して決勝進出を決めた。先発したエース左腕、前田侑大（２年）が粘り強く投げ抜き、６安打、２失点で完投勝利。

打線も１２安打、３盗塁と奮起した。２日連続で完投勝利した前田は「疲れはあったが、仲間を信じて投げ切れた。決勝に行けたのは嬉しいです」と明るい表情を浮かべた。

　今大会は１年生６人がスタメン入りし、攻守でチームを支えている。この日も２番・山口瑠輝中堅手が２安打２打点、５番の小西悠仁三塁手も１安打２打点と奮闘した。春、夏も公式戦に出場してきた山口は「昨年夏の富山大会を見て、チームの雰囲気がいいなと感じて入学を決めた。１年生ですが、チームの中心になって引っ張っています」と胸を張る。

　その一方で、守備や攻撃で細かなミスもあり、村本忠秀監督は「２年生のキーマンがしっかりと動いているから１年生はプレーできる。考え方に甘さもあるが、いい経験です」と振り返った。実戦を積み重ねながら、チーム一丸となって県の頂点を目指す。（中田　康博）

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