パ・リーグ ソフトバンク1―2オリックス(21日・みずほペイペイドーム)

 オリックス・山崎が2日連続でスーパーリリーフを演じた。「自分でもビックリしました」。

投入シーンは同じ8回無死満塁。2点リードでまず、栗原を空振り三振に仕留めた。牧原大は力で押し、一邪飛。最後は代打・山川から外角直球で見逃し三振を奪い、謙虚に火消しを完了させた。

 開幕1軍から3度の2軍降格を経て、今月13日に再登録。自慢の直球は常時150キロ超で安定し、課題だった制球面も4試合でわずか1四球だ。「迷惑をかけてばかりだったので…」。勝敗に直結するサインミスでファーム行きになったのも、過去の話。心身ともに強くなり、CS進出を懸けた重要局面で帰ってきた。

 苦手だったソフトバンクに今季初の連勝。4位・楽天とは4差に広がり、岸田監督も「素晴らしい。2試合連続で、本当に助かっています」と最敬礼だ。

23年のリーグ優勝時には胴上げ投手となった剛腕。しびれる場面でバリバリ働く。(長田 亨)

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