◆パ・リーグ 日本ハム0―7楽天(23日・エスコンフィールド)
完敗の空気を一瞬で明るく変えた。楽天戦後の本拠・エスコン最終戦セレモニー。
希望はつながった。2戦連続完封負けも、ソフトバンクがオリックスにまさかの“4タテ”を食らった。「何が起こるか分からない。で、ウチも調子悪いと(笑)。もっと盛り上げるためには、もう勝って勝っていくしかないから」。残り6試合で2・5差。
唯一無念の表情を見せたのは、本拠地胴上げ用に準備していたサプライズの存在を明かしたときだ。「僕の企画が全部パーです。いろいろあったんすよ、ビックリするぐらいの。ヨーロッパぐらいまで、この話題いくと思ったけど」と笑った。敵地では不可能で、仮に日本シリーズを制しても行わない。「リーグ優勝が一番大事ですよ。まだ分からんから。本当に分からんから」と敵地での胴上げに気持ちを切り替えた。
残るは敵地での6試合。
〇…新庄監督が躍進の要因を分析した。前半戦は8人の先発陣を投げ抹消で休ませながら起用。しかし、伊藤だけは中6日で起用を続け「今年2回ぐらいコーチから『大海を休ませたい』と言われたけど、ダメだと。大海だけは投げさせろと。1年通して大海が引っ張っていかないと、強いチームにはならないから。この前は中4日もしてくれて」と期待に応えたエースに感謝。野手では郡司の名前も挙げ「郡司くんのユーティリティーさ。