パ・リーグ 日本ハム0―7楽天(23日・エスコンF)

 日本ハム・宮西尚生投手(40)が、5回に登板し、通算900試合登板を達成した。プロ野球史上4人目の快挙。

1死一、二塁からの登板で四球、犠飛で1点を失って降板したが、新庄監督から記念プレートを受け取り、スタンドへ深く頭を下げた。

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 宮西には、新庄監督からの忘れられない言葉がある。5月10日の楽天戦(エスコン)で中日・岩瀬に並ぶ879試合連続救援登板を果たした後、指揮官からダイレクトメッセージで、「一番大事なのは、いい場面で投げさせて経験させてあげること。将来、指導者になった時にはそういう風にしてあげて」と言葉をもらった。

 昨年10月14日のCS第1ステージ第3戦(対ロッテ・エスコン)。抑えれば突破が決まる3点リードの9回を任された。シーズン0セーブの左腕は、「衝撃だった」と振り返るが、3者凡退に抑え、「あれがすごく気持ちよかったし、今季のモチベーションにつながった」と振り返る。プロ18年目40歳の鉄腕は、「長くやっていると勝手に責任を背負い込んでしんどくなる。その中で監督の言葉はグッとくるし、本当に勉強になる。感謝している」。指揮官との絆が大記録を後押しした。(日本ハム担当・川上 晴輝)

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