◎「第55回日本少年野球関西秋季大会・兵庫県東支部予選」(9月20日・三木防災公園野球場)◆中学生の部 ▽代表決定戦 芦屋ボーイズ5-1兵庫神戸ボーイズ

 芦屋が絶体絶命の危機から代表切符をつかみとった。1点を追う7回だ。

先頭・宮村が右中間二塁打で出塁。その後三進したが、2死に…。ところが、相手投手がボーク。「最後まで諦めない気持ちが土壇場で出た。神様も味方してくれた」。澤田主将も信じられないといったプレーで、同点に追いついた。

 こうなるとナインの勢いが加速した。タイブレークに入った8回1死満塁から、今井が「監督に思い切りいけとハッパをかけられ燃えた」と左中間へ2点二塁打。その後、西村の犠飛などでこの回4点を奪い、試合を決めた。

 先発し7回1失点と好投した西村の存在も、大きかった。「絶対、みんなが逆転してくれると信じ、粘り強く投げた」。2023年4月の創部で、関西秋季大会は初出場。

澤田が「このツキを生かして絶対、(4強入りし)甲子園でプレーする」と話すなど、ナインは大舞台へ向け燃えている。

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