“ベイキラー”の巨人・岸田行倫捕手(28)が24日、2位奪取へ必勝を期した。2・5差で追う2位・DeNAと26日から2連戦(横浜)に臨む。
DeNAにめっぽう強い。昨季、同戦で打率3割2分4厘、1本塁打、8打点の好成績を残し、今季は12試合の出場で打率4割4分1厘、2本塁打、7打点をマークしている。初戦に先発見込みの東からは5月4日に今季1号となる一発を放っており心強い。「打撃でもチームに貢献できるように頑張りたい」。5番打者を任されている男がベイ倒のキーマンになる。
扇の要としての役割も大きい。DeNA打線は好調。筒香が復活し、オースティンも状態を上げている。中軸の前に走者をためないことも重要な要素。「元々いい打線で長打があるバッターも多い。
今季バットでは打率2割8分7厘、8本塁打、39打点で、守ってはリーグ2位の盗塁阻止率4割3分3厘と存在感は際立つ。「一試合一試合勝てるように」。主力へと成長を遂げている岸田が中心となって逆転2位へ猛チャージをかける。(宮内 孝太)