◆イースタン・リーグ ヤクルト2―8巨人(24日・戸田)

 巨人の又木鉄平投手(26)が24日、2軍戦での連続無失点を13イニングに伸ばした。イースタン・ヤクルト戦(戸田)に先発し、7回6安打無失点、無四死球で6奪三振。

6回無失点だった前回登板に続く好投を見せ、「変化球の腕の振り、直球の勢いや強さを意識して投げた」と振り返った。

 打線に流れを呼び込む投球ができなかったことは反省点になった。4回まで毎回走者を背負っただけでなく、計3度、2死走者なしから安打を許し「3人で終わりたいところで打たれたり、先発の仕事である攻撃陣にリズムを与えるという点はまだまだかな」と課題を整理した。桑田2軍監督は、「上を目指す中で、自分を戒めている心構えは非常にいい」と評価した。

 23日の広島戦(マツダ)後、阿部監督が「1軍で先発できる投手がいない」と語ったように、先発陣は苦しい台所事情にある。「抑えて当たり前という姿を見せつつ、変化球や腕の振りなど指摘されている技術面はぶらさないように」と又木。再びチャンスをつかむためには、結果を残し続けるしかない。(小島 和之)

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