◆第24回日本少年野球栃木県支部秋季大会(東日本選抜大会予選)▽決勝 佐野ボーイズ10―0那須野ケ原ボーイズ=4回コールド=(9月15日・栃木県総合運動公園C球場)

 2年生以下の新チームで秋の東日本王者を決める第37回東日本選抜大会(10月11~13日、福島県郡山市・ヨーク開成山スタジアムほか)の支部予選が各地で行われた。栃木では佐野ボーイズが予選4試合全て2ケタ得点と圧勝し3年ぶりの本戦へ。

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 佐野が強力打線で秋の栃木を制した。初戦から全4試合で2ケタ得点を記録した。

 キーマンは3番・遊撃の主将・瀬在だ。初回1死一塁から右中間へ二塁打しチャンスメイク。大量得点をアシストすると、3回2死満塁では下手投げ右腕から左前に2点タイムリー。「(初回は)引きつけて右方向にうまく打てました」と笑顔が広がった。

 2歳年上の兄・大哉(仙台育英)の後を追って佐野に入団。勅使川原敦監督(55)は「タイプは違うが陽太は柔らかいバッティングをする」と評価。兄からは「頑張れ!」のメッセージをもらい奮闘した。

 準決勝の県央宇都宮戦でも3点を追う3回に反撃ののろしとなるタイムリーを放ち、7回にはダメ押しとなる適時打を放つなど2安打2打点2得点の活躍。「県央さんに勝てて自信になった。(優勝は)メチャクチャうれしい」と喜んだ。

 瀬在の後を打つ4番・中澤も決勝の2回に右翼フェンス直撃安打を放つなど活躍。「瀬在の存在? 仲間です。刺激? はい」と話した。

 指揮官は「打線は良かった。後は投手と細かい守備です」と自信を見せる。秋の東日本王者へ。強打で頂点を狙う。

 【佐野ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※瀬在陽太、深山廉桜、菊池頼斗、松井生央莉、村田康輔、金原丞悟、高橋龍生、広瀬拓海、山崎陽大、大鷲怜央、松村龍成、黒田翔也、島田莉玖、中澤涼音、大澤圭太、柴田海希、秋山徹平、山根渓夢、野口直哉、山口嵐央、寺居澄羽、青島蒼大、小松原玖彪、関口市岳

 ▽1年生 松井真央莉

 【表彰選手】

最優秀選手賞 瀬在陽太(佐野)

優秀選手賞  根本蒼生(那須野ケ原)

敢闘賞    富永悠斗(県央宇都宮)

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