◆第12回日本少年野球角田商事杯東北中央支部・東北南支部新人大会(東日本選抜大会予選)▽3回戦 白河ボーイズ3―2山形ボーイズ ▽準々決勝 白河ボーイズ7―0会津ボーイズ=5回コールド=(9月14日・南陽市向山公園野球場)

 2年生以下の新チームが参加した第12回角田商事杯 東北中央支部・東北南支部新人大会は15日までに準々決勝を終え4強が出そろった。白河ボーイズは準々決勝で1年生左腕・加藤颯士が好投し、打線も強力援護。

第37回東日本選抜大会(10月11~13日・ヨーク開成山スタジアムほか)の出場を決めた。

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 白河の1年生左腕・加藤が公式戦初登板で、苦しいチーム事情を救った。

 佐藤主将、渡邊千の右腕2枚看板が3回戦で投球数制限に達し、登板できず。國分清昭監督(48)は「一生懸命練習するし、面白い存在」という加藤を3点リードの3回1死一、二塁の場面で2番手で投入した。いきなり安打を許すが、ホームを狙った走者を好返球で刺すなどバックがもり立てた。「緊張したけれど、しっかり守ってくれたので緊張もなくなった」とナインに感謝した。

 「1年生が投げているから『打ち勝つぞ!』」の指揮官のゲキにナインも奮起。その裏、2死満塁から八代が左中間へ走者一掃の二塁打。「絶対ランナーを返そうと思った。得意なインコースをうまく打てた」と八代は笑みを浮かべた。

 2年連続で夏の全国大会である選手権大会出場を果たすも今夏は初戦敗退を喫した。八代は「ベンチで3年生がこぼした涙を自分たちが拾ってきたいです」とキッパリ。

来月下旬の春季全国大会予選の前に、東日本選抜大会の出場権を獲得。他支部の強豪に挑む大きなチャンスをつかんだ。

 【白河ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※佐藤蓮仁、本宮奏翔、渡邊千真、八代羚暖、生田目耀太、朶謙慎、小野寺優志、中野目蓮虎、鈴木奏汰、宗田映登、鈴木彪斗、青山瑠聖

 ▽1年生 加藤颯士、室井英人、根本眞秀、中田友翔、渡辺新、小林陽翔、深谷圭吾、笠井創太、田谷柚樹、土屋海翔、田中翔太

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