◆第76回毎日王冠・G2(10月5日、東京競馬場・芝1800メートル=1着馬に天皇賞・秋の優先出走権)

 秋のG1戦線に向けて負けられない戦いになる。昨年の2冠牝馬チェルヴィニア(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)は、前走のしらさぎ賞で2着。

ジャパンC4着後、今年2戦は京都記念(9着)、ドバイ・シーマC(6着)と周囲の期待度からはひと息の結果が続いたが、ようやく連対確保と復調の兆しを見せた。太田助手は「前回は久々のマイルに対応していい競馬。桜花賞で結果が出なかった阪神で走ったし、評価していい」と前を向く。

 24日の美浦・Wコースでの1週前追い切りは活気十分に駆け抜け、7ハロン97秒3―11秒6。ゴール前で気合をつけられるとしっかりと反応し、併入に持ち込んだ。「まだ体と気持ちに余裕はあるので、中身の濃い調教ができれば」と同助手。「東京1800メートルは競馬がしやすい。コース形態的に力を出せていい。今後に向けて弾みがつく競馬をしてくれれば」と完全復活に期待を込めた。

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