◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ第3戦 カブス―パドレス(2日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスが2日(日本時間3日)、ワイルドカードシリーズ第3戦でパドレスを破り、通算2勝1敗で4日(同5日)から始まるナ中地区王者・ブルワーズとの地区シリーズへの進出を決めた。

 自身初のポストシーズンに臨んでいる鈴木誠也外野手(31)は「5番・右翼」でスタメン出場し、2回無死一塁の場面で迎えた1打席目は、パドレスの先発・ダルビッシュ有投手の内角カッターを捉えて左翼線を破る強烈な二塁打とし、チャンスメイク。

その後は、無死満塁から同シリーズ2戦で6打数ノーヒット5三振と不調だったクローアームストロングに中前適時打が飛び出すなど2点を先取し、39歳のベテラン右腕を渡米後最短となる1回0/3でマウンドから引きずり下ろした。

 打線は2点リードの7回には、先頭ブッシュが元阪神の右腕スアレスから追加点となるソロを放ち、3―0とリードを広げた。9回には右腕ケラーがメリルに右翼ソロを浴びたが、逃げ切った。

 チームは第1戦は鈴木がレギュラーシーズンから5戦連続弾となる同点ソロを放つなど、逆転勝利で地区シリーズ進出に王手。第2戦は今永昇太投手が先発するも4回3安打2失点2四球3奪三振で、打線も4安打に抑えられて0―3で完敗を喫していた。

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