巨人・田中将大投手(36)がCS最終Sの阪神戦(甲子園)先発に向け、6日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」で調整を進めることが3日、分かった。9月30日の中日戦(東京D)で史上4人目の日米通算200勝を達成し、阿部監督もCSでの先発起用を明言。

流動的ではあるが、最短15日の第1戦での登板も視野に準備を進めていく。

 山崎、戸郷、横川の先発陣でCS第1SのDeNA戦(横浜)に挑む阿部巨人。西舘とともに2日に出場登録を外れた田中将は、6回2失点と好投したレギュラーシーズン最終登板から間隔があくため、最終S進出に備えて宮崎で実戦感覚を維持することが決まった。

 指揮官から「もちろん投げてもらいます。CSいってもらいますよ」と期待されている投手陣最年長。楽天から移籍1年目の今季は10先発で3勝4敗だったが、先発の駒不足に苦しんだ終盤に存在感を示した。レギュラーシーズンで阪神戦の登板はなかったが、3月9日のオープン戦ではCSの舞台となる甲子園で、主力相手に3回1失点2奪三振の内容だった。

 3位からの下克上―。その思いを何度も口にし、200勝達成後もすぐ「ポストシーズンで日本一になるチャンスがある」と気持ちを切り替えていたベテラン。日本一奪回のピースになるべく、宮崎で準備を進める。

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