大相撲春場所後に現役を引退した元幕内・剣翔(追手風)が14日、東京・両国国技館で引退会見を行った。「寂しい気持ちが一番。

もうこの先、本気で相撲を取ることがない。25年間、小学生からやってきた相撲から離れるということが、まだ信じられない」と心境を語った。

 幕内在位20場所。近年は左膝のけがと闘いながらの苦しい土俵が続いていた。「だましだましやってたが、もう限界だった。小学4年生から相撲を始めて、お相撲さんになりたいという気持ちでずっとやってきたので、お相撲さんになれて、幕内まで上がれて、良かったかなと思う」と、相撲人生を振り返った。

 引退の決断については「春場所が終わってから、来場所幕下に落ちるということで、幕下で相撲を取るか、きっぱりここでやめるか、しっかりと考えて師匠にも相談して決めた。僕の気持ちが固まってから、師匠に相談させてもらった。けがもあったので、『限界です』ということを伝えさせてもらって、『分かった』という感じだった」と話した。同席した師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)も「やっぱりこの1年ぐらいはあまり稽古もできなかったので、相撲を見ていても、少し厳しいなとずっと思っていた。逆に3、4場所よく落ちないで頑張ったと思う」とねぎらった。

 今後は協会に残らず、東京・江東区の住吉駅近くで、焼き肉屋を経営する予定だという。

また6月6日に結婚披露宴を東京都内のホテルで開く予定だったが、合わせて断髪式も実施することを明かした。

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