俳優の松重豊が16日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を行い、2012年から15年間にわたり出演するライフワークのドラマ「孤独のグルメ」を海外メディアにアピールした。

 同名人気漫画(原作・久住昌之、画・谷口ジロー)をドラマ化。

輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重)が営業先で見つけた店にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマ。現在、テレビ東京系でシーズン11(金曜・深夜0時12分)が放送中だ。

 これまで撮影で訪れた店は約200軒。海外メディアの記者から「日本で放送されている番組の中で最も魅力的な番組の一つだと思います」と絶賛され、上機嫌の松重は「答えづらいのは『一番おいしかった店はどこですか?』というもの。すべて興味深いので、序列をつけることが難しい。ただ、中華料理に心を動かされることが多い」。撮影時の食事はすべて残さず食べきっているという。

 毎回、撮影で食べていながらスリムな体形を維持していることから、体調管理についての質問も。「現在、シーズン11の撮影真っ最中ですが、撮影の前の夜から食べないし、当日も撮影以外では食べない。平均すると、普段よりも食べてないくらい。撮影期間中はむしろやせる。もし今後、2代目(井之頭五郎)がやる方がいれば、体調管理も含めてアドバイスをしていきたい」と語った。

 心に秘めた夢も語った。「ただ、おじさんが食べているだけのドラマが韓国、中国、台湾でも面白いと言っていただけている。『これ、おいしいよ』と紹介することで言葉や民族を超えて思いを共有できる。『食べる』というキーワードで国と国の理解につなげていきたい。それが僕の夢です」。松重自身が考える理想の食事は「ここ何年か、一人でふらっと店に入ると気付かれる。顔を隠して行くのも恥ずかしい。だから、女房と夫婦2人で食べに行くのが楽しみです」と明かした。

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