パ・リーグ オリックス7―1西武(16日・京セラドーム大阪)

 オリックス・紅林弘太郎内野手が「7番・遊撃」で先発し、決勝の2点二塁打で勝利に貢献した。

 紅林は集中していた。

「ここまでチームに迷惑を掛けていたので…」と気合を入れたのは、1点を先制された直後の4回。2死一、二塁で1ストライクから西武・菅井の直球を振り抜き、左中間に逆転の2点二塁打を運んだ。2回の前打席では無死満塁で捕邪飛。「絶対に打ってやろうと。いろんな気持ちが湧いてきました」とリベンジを果たし、塁上で感情を爆発させた。

 試合前時点で打率1割9分2厘と苦しみ、前日の試合はスタメン落ち。「ずっと打っていなくて、結構しんどかった。無理やりでも前を向く感じでした」と正直に打ち明けた。そんな中、10日には宮城が左肘内側側副じん帯損傷で出場選手登録を抹消。同学年でプライベートでも仲のいいエース左腕の離脱に、期する思いもあった。

 「あいつもけがをした時に『悔しくて、その夜に泣いた』みたいなことを言っていた。本当か噓かは分からないけど、それくらいに悔しい思いをしたと思う。

あいつの分までとは思わないけど、やっぱりけがをせずに野球ができている今に感謝して、もっと頑張らないといけないと思いました。昨日くらいに京セラに来ていたけど、すごく落ち込んでいたので、そういう人のためにも僕が頑張らないと」

 チームは今季2度目の同一カード3連勝、本拠地・京セラドーム大阪では21年以来の8連勝を飾り、2位に浮上。「あしたから思い切りいけると思うし、もっと自分のよさである外野の間を抜く長打は出てくるんじゃないかな」と前を向いた。まだシーズンは序盤。巻き返しのチャンスはいくらでもある。(南部 俊太)

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