4月11日に予定されていた試合が体調不良のため中止となったプロボクシング前WBA世界ライトフライ級王者・高見亨介(24)=帝拳=について、日本ボクシングコミッション(JBC)は17日、所属ジムから「インフルエンザA型」との診断書が提出されたことを発表した。

 JBCの安河内剛事務局長(65)は、「診断書が脱水症状など減量失敗をうかがわせるものであれば、半年または1年間のライセンス停止処分とする場合があるが、今回はそれには当たらないため処分することは考えていません」と話した。

 JBCの規定では、減量失敗による試合棄権にはライセンス停止処分などのペナルティーが課されるが、病気(インフルエンザや胃腸炎など)や負傷による試合棄権に対しては基本的に処分は行われない。

 高見は那須川天心(27)=帝拳=のWBC挑戦者決定戦が行われた興行で、前IBF世界フライ級王者のアンヘル・アヤラ(25)=メキシコ=とフライ級10回戦で対戦する予定だった。しかし試合前日の10日、計量会場に姿を見せず、体調不良のため試合が中止となることが発表された。 同日取材に応じた帝拳ジム・浜田剛史代表によると、都内のホテルに宿泊していた高見は9日21時頃、担当の田中繊大トレーナーにも体調に問題はないと報告していた。しかし深夜になり体調不良を訴えて病院に行き、医師から試合出場へのストップがかかったという。浜田代表は「ウェートを上げて減量も順調だった。水抜き(減量法)はやっていなかったし、緊張なのか…。アヤラ陣営には申し訳ない」と話していた。

 高見は昨年12月にWBA・WBO世界ライトフライ級王座統一戦で、レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に判定負けし王座陥落。減量苦もありフライ級にウェートを上げ、アヤラ戦は2階級制覇に向けての初陣となる予定だった。

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