7人完全体での活動を再開した世界的グループ「BTS」が18日、東京ドームでワールドツアーの日本公演を打ち上げた。約4年ぶりのツアーで来日公演としては実に7年ぶり。

2日間で11万人のARMY(ファンの呼称)と再会の喜びを分かち合い、唯一無二のパフォーマンスで圧倒。完全復活を証明した。

 東京ドームのど真ん中に設置された360度のステージ。四方八方から注がれるARMYの深い愛の中心に、7人は再び戻ってきた。兵役義務のための休止期間を経てツアーは約4年ぶり、そして日本での公演は実に7年ぶり。Jung Kook(28)が「7年ぶりに東京ドームに帰ってきましたね。ARMY、本当に会いたかったです」とあいさつすると、ARMYも7年分の大歓声で応えた。

 2日間で11万人を動員したステージでは、3年9か月ぶりの新譜となるフルアルバム「ARIRANG」の楽曲を中心に構成。タイトル曲「SWIM」を幻想的に披露したほか、「Body to Body」ではアルバムの名前でもある韓国の伝統的な民謡「アリラン」の大合唱で会場がひとつになった。「IDOL」ではアリーナの外周を練り歩き、360度のARMYに思いを伝えたほか、「Dynamite」や「Butter」などのヒット曲でも沸かせた。

 中央のステージは韓国の王宮・景福宮の楼閣「慶会楼」をイメージ。ステージ床面は、韓国の国旗にも込められる万物の調和を象徴する「乾坤坎離(けんこんかんり)」の哲学をコンセプトとした。

舞台装置や炎柱の演出でも圧倒した。

 ARMYからの熱い思いを受け取り、リーダーのRM(31)は「今日、この日をずっと忘れません。どこにいても恋しくなると思います。心から愛しています」とメッセージ。j―hope(32)も「今、素直に伝えたいのは、(韓国公演を終えての)ツアーのスタートを東京で迎えられて本当に良かったと思います。マジです。必ず戻ってきます」と喜びに浸った。

 2013年のデビュー以来、オリジナルメンバーから一人も欠くことなく進んできたBTS。コロナ禍も、空白の期間も経て、多くの選択肢がある中、7人完全体で戻ってきた理由はやはりステージの中に詰まっていた。「表現する」「受け取る」という関係性だけではなく、ともに影響を与え合うBTSとARMYの姿は純粋で美しい。ARMYがいるからこそ、BTSはBTSとして輝きを放ち続ける。(宮路 美穂)

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