◆JERAセ・リーグ ヤクルト4X―3巨人(18日・神宮)

 ヤクルト・池山隆寛監督(60)の“イケイケ野球”が絶対守護神マルティネスものみ込んだ。1点を追う9回。

高卒2年目の先頭・田中翔陽が右翼線二塁打を放ったが、続く丸山和郁にバントの指示はない。「ヘッドもなんかサインを忘れたみたいで(笑)」と指揮官。ここまで両リーグ最少となる犠打「2」のチームは強攻策を選択。丸山和も左越えの同点二塁打で応え「打てのサインだったので積極的に打ちました」と笑った。

 1死後、マルティネスのモーションを完全に盗んだ丸山和が三盗。「丸山選手の多分、好判断だった」と池山監督もたたえた走塁で追い詰め、最後は長岡が4安打目となるサヨナラ打を中前に転がした。三盗の場面について指揮官は「サインだったのか」と聞かれたが「まあまあまあ、そこは。選手を褒めてあげてください」と話した。ベンチでは自らも鼓舞する姿も目立つ。「試合終了までは声を出し続けて、勝ち負けは終わってから考えること」という。たとえ自分の手柄でも、選手を持ち上げる池山流の采配。開幕前の下馬評を覆すヤクルトの勢いは本物だ。

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