◆プレミアリーグ第33節 トットナム2-2ブライトン(18日)

 日本代表MF三笘薫(28)が所属するブライトンはアウェイでトットナムと対戦。三笘はこの試合もベンチスタートとなった。

 3連勝中のヒュルツェラー監督は先発を変えず、三笘はこの試合のキックオフもベンチから見つめた。ところが右サイドで先発したゴメスが前半20分に負傷退場して、三笘に出番が回ってきた。

 前節で降格圏内に落ちたトットナムはこの試合、キックオフ直後から厳しいプレスをかけて必死の構え。そして前半39分にゴール正面に走り込んだポロがシモンズのクロスに頭を合わせてホームチームが先制した。

 三笘のスーパーゴールが飛び出したのはこの9分後の前半アディショナルタイム3分だった。右サイドからグロスが放ったクロスを逆サイドに走り込んだ三笘が左足のインサイドを直接当てた。角度のない位置から放った高速ボレーが、トットナム・ゴールの天井に突き刺さった。

 「まるでファンバステンのゴールのようだった」。試合後の会見でヒュルツェラー監督がそう語って三笘のゴールを讃えた。

 1988年ユーロ決勝でオランダを優勝に導いた伝説のゴール。ファンバステンのボレーはサッカー史上でも最高のゴールの一つに数えられる。そんな究極のゴールに例えられた。

三笘がまたも美しいスーパーゴールを披露し、プレミアリーグにその存在感を示した。

 しかし後半30分、同点弾のヒーロー三笘がピッチに座り込んだ。そしてデ・カイペルとそのまま交代。サブ出場した29歳日本代表MFがまたも負傷でピッチを去った。

 試合はその後両軍が1点づつを取り合い2-2ドロー。三笘は試合終了後ピッチに戻り、敵将となった元恩師のデ・ゼルビ監督とガッチリと抱擁。その歩く様子に異常は見られなかった。

 ヒュルツェラー監督も三笘のけがについては”分からない”と話して詳細は語らず。三笘本人もスーパーゴールを決めたにも関わらず、途中交代したため記者団の前に姿を現すことはなかった。

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