◆体操 全日本個人総合選手権 最終日(19日、高崎アリーナ)

 世界選手権(10月17日開幕、オランダ)代表2次選考、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)代表2次選考を兼ねた大会で、男子の決勝が行われた。

 予選1位で東京五輪王者の橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)と予選2位でパリ3冠の岡慎之助(徳洲会)との一騎打ち。

最終の鉄棒が6種目が終わり、予選の得点と合わせて岡が169・898点、橋本が169・814点でリードして終えた。演技の得点だけなら岡の初Vのはずだが、橋本にDスコアによる内規加点0・300点が加えられており優勝となった。

 今季、日本体操協会は、28年ロサンゼルス五輪に向けた強化の方針を打ち出し、個人総合の総Dスコア(技の難度)が32点以上の選手に対しては、その点数に応じて、個人総合得点に加点を与えることを決めた。決勝の橋本は、Dスコアの合計が33・1点で、総Dスコア33・0~33・1の選手に与えられる0・3点が加点され、今回の結果になった。これは、5月のNHK杯でも適用される。

 日本協会の広報委員会の遠藤幸一委員長は「中国とか強豪国に対抗できるような措置をつくろうと。オリンピックイヤーでは遅い。ここでしっかり選手たちが、自分たちのレベルを難易度で上げるという戦略を打ち出して、男子の場合は内規をつくった。6種目トータルでDスコアを向上させた人にご褒美をあげるということで、そこで橋本が頑張ったからご褒美をもらったということ」と説明した。

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