株式会社ブックリスタが運営する「推し活研究部(おしけん!)」が、推しのいる10代~50代277人にに対して、推し活のモチベーションに関する調査を行った。本レポートでは、毎回10代からの回答が多く、平均して回答者全体の半分以上を10代が占める。

そのため、推し活を牽引する若年層の動向が常に調査結果に色濃く反映されており、今回の調査でも回答者のうち、10代が52・9%を占めている。

 推しや推し活に対するモチベーションが下がった経験があるかについてという質問には、「ある」と回答した人は70・8%、「ない」と回答した人は29・2%となり、推し活をしている7割超がモチベーションの低下を経験していることが分かった。

 また、近年ユーザーの間で話題となっている「推し疲れ」についても調査。「推し疲れ」とは、推し活において情報収集や応援、ファン同士の人間関係や課金などが負担となり、楽しさよりも疲れを感じてしまう状態を指す。推し疲れを感じたことが「ある」と答えた人は55・1%、「ない」と答えた人は44・9%と、半数以上が何らかの形で推し疲れを経験していることが明らかになった。

 楽しいはずの推し活も、時には負担に感じられることがあるようだ。こうしたモチベーションの低下や推し疲れに対しては、どのように向き合っているのだろうか。実際に行っている工夫は以下の通り。

・しばらく推しの情報を探すのをやめる。ある程度時間が経ってから情報を見ると気持ちが回復していることが多い(20代女性)

・新しいジャンルや前推していたコンテンツを見る(10代女性)

・一定期間のSNS断ち(20代女性)

 多く回答があったのは、推しの情報から一度離れたり、別のコンテンツに目を向けたりと、思い切って距離を置くという意見。一方で無理に離れるのではなく、自分なりの方法で回復を図るという声も見られた。

・気持ちも行動も省エネにしておいて、新曲や新ビジュ(ビジュアル)などでまた回復する(40代女性)

・公式からの推しの扱いが酷くモチベが下がっていた時は、原作ゲームをやり直して改めて彼のどこが好きになったのか思い出すようにしました(20代女性)

・推しのボイスなどを普段あまり聞かないようにしていて、モチベ回復したい時に聞く(10代女性)

 と、原作に立ち返る、コンテンツをあえて温存しておくなど、自ら行動してモチベーションを回復させる人も見られた。

また、無理に回復させようとせず、自然に気持ちが戻るのを待つ人や、自分の生活を整えることを優先する人もおり、推し活との向き合い方は人それぞれであることがうかがえる。

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