タウンライフ未来総合研究所(タウンライフ株式会社)は21日、24年4月から26年4月までに自社運営の注文住宅マッチングサービス「タウンライフ家づくり」へ寄せられた有効問い合わせ15万2153件の調査結果を発表した。

 注文住宅の希望階数は、2階建て9万3350件(61.4%)、平屋4万7875件(31.5%)、3階建て1万885件(7.2%)だった。

これまで「平屋=地方の高齢者向け」というイメージが先行していたが、実際にはタウンライフ家づくり検討者の31.5%、約3人に1人が平屋を希望しており、2階建てに次ぐ第2位の選択肢として定着している実態が明らかとなった。

 年代別の構成比をみると、20代の平屋希望者比率は15.4%、30代は23.9%にとどまる一方、40代で20.5%、50代で23.0%、60代で14.2%とシニア層に集中していることが判明した。2階建て希望者の構成比と比較すると、50代では平屋希望者の割合が2階建て希望者(8.6%)の約2.7倍にまで広がっている。

 20、30代は子育て・将来の世帯拡大を見据えた2階建て志向が依然優勢である一方、子育てが落ち着いた40代以降では「コンパクト・段差なし・将来の介護動線」への意識が平屋選択の動機として機能していることが推察される。

 都道府県別に平屋希望率を集計したところ、宮崎県64.3%、香川県61.6%、長崎県59.2%、鹿児島県56.1%、沖縄県56.0%と西日本・特に九州沖縄エリアで過半数を超えた。一方、東京都は16.5%、大阪府17.9%、京都府20.0%、神奈川県20.9%と三大都市圏では20%前後に留まり、地域による志向の差は最大4倍弱に達している。土地価格・敷地面積の制約が大都市圏では2階建てを必然化し、地方の広めの宅地では平屋を可能としている構造が、データから直接読み取れる結果となった。

 

 

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