バレーボールの国内最高峰・大同生命SVリーグ男子のレギュラーシーズン(RS)上位6チームによるチャンピオンシップ(CS)進出会見が23日、都内で開かれ、参加6チームの主将ら代表選手が出席した。RS1位でCS連覇を狙うサントリー・高橋藍主将は「(RSの)優勝でチャンピオンシップに自信を持って挑める。

気持ちを引き締めて、2連覇を達成できるように頑張ります」と気合を入れた。

 大舞台でも圧倒的な強さを示す。開幕2戦目から怒とうの29連勝、RSを40勝4敗で初制覇した。藍主将は「強みは経験豊富な選手がそろっている」と言い切る。五輪2大会代表の藍のほか、12年ロンドン五輪金メンバーのムセルスキー、パリ五輪代表のセッター・関田誠大、小野寺太志らが軸となり、「フルセットでは負けていない。何も言わなくても、それぞれで集中力がガッと入る」と、ここぞの場面でチームのムードは一気に高まるという。

 個人でも今季RSでの攻撃の決定率は、日本人1位の53・4%(全体2位)をマーク。高い数字を残せた要因は「コンディションの維持」だ。日本代表で出場した昨年の世界選手権でまさかの1次リーグ敗退。武器の守備面に加え、攻撃面の強化の必要性に気づけた大会になった。

 今季から食事制限による肉体改造に着手。日頃から自炊し「最近はせいろ蒸しを始めました。

油を使わずに料理したり、たんぱく質も魚をしっかり取るようにしています」と明かす。竹材の容器に具材を入れ、鍋で沸かした湯の蒸気で加熱する調理法。「具材は基本的に野菜。ブロッコリーやにんじん、タマネギ、そして油の少ない(鶏)胸肉を入れますね。あとはハンバーグも好きなので、蒸してポン酢で食べます。せいろ蒸しは一人暮らしだとラクなんですよ」と“料理男子”の顔をのぞかせた。

 油の多い食を制限し、体脂肪率は昨夏の12%からベストの9~10%前後まで落とし、体重も83キロから4キロ減。鍛え抜かれた体は感覚も良く「スパイクのキレや浮遊感が違います」と効果を実感。さらに「跳んでいるからバックアタックでは、ブロックを見てから判断してスパイクを打てる。フェイントも、浮遊感があってこそできます」と視界も良好。スパイクで相手ブロックに止められる場面が少なくなり、決定率アップにつながった。

 RS1位のサントリーは5月9日から始まるCS準決勝から登場。

ホームの大阪・Asueアリーナ大阪で、RS4位の天皇杯王者・名古屋とRS5位の広島Tの勝者を迎え撃つ。この日、会見で人さし指と親指でつくる「稲妻ポーズ」で登場した藍は「サントリーサンバーズの“S”の意味も込められています。スパイクやサーブを稲妻のように(鋭く)決めて、CSで出せればいいですね」と試合での初披露を示唆した。キレ味鋭いスパイクで、藍主将がチームを頂点に導く。(宮下 京香)

 ◆チャンピオンシップ レギュラーシーズン(RS)の成績上位6チームが進み、ノックアウト方式で実施。2戦先勝で1勝1敗の場合のみ第3試合を行う。5月1~5日の準々決勝と同8~12日の準決勝はRSの上位チームのホームで開催し、準々決勝は3位と6位、4位と5位が戦う。1位のサントリーは4位と5位の勝利チームを準決勝で迎え撃つ。決勝は同15~17日に横浜アリーナで開催し、日本一を決める。

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