◇ラグビー リーグワン第16節 静岡 49―26 浦安(24日、秩父宮ラグビー場)

 1部でレギュラーシーズン12位の浦安は、同9位の静岡に26―49で黒星。13敗目(3勝)を喫した。

秩父宮には1万1173人が集い、先発したFB山中亮平は「お客さんも多く来てくれて楽しい」としつつ「でも、勝つ試合を見せたかった。やっぱり勝たないといけないなと思いました」と振り返った。

 第13節以来、自身約1か月ぶりの戦線復帰。元日本代表の山中は、0―28の前半36分にホームのファンを沸かせた。相手が蹴ったボールを自陣で捕球すると、22メートルライン付近まで一度下がって蹴り返す。ぐんぐん伸びたボールは敵陣22メートル内の右サイドタッチ際で跳ね、そのまま外へ。50メートル超の「50:22」で、チャンスメークした。「狙ったわけではない」と言うが、37歳となっても左の長距離砲は健在。「強気なプレーができたので、よかった」と、大きくうなずいた。

 2019、23年のW杯代表。昨年、12シーズン過ごした神戸を退団し、新天地の浦安で現役を続行した。トップリーグ時代から名を馳せた名門から、リーグワンでは1部と2部昇降格を争うチームへの転籍。

「チームを、D―Rocksを勝たせる、それくらいの気持ちをもってやるべき」と、新たな挑戦を楽しんでいる。システムに沿って動く前チームに比べ、今は自らの状況判断も比重が重くなっているという。「迷ったらチームに勢いが出ない。色んなラグビーがあって、楽しい」と語る。

 チームは開幕から4試合で3勝1敗と好スタートを切ったが、その後12連敗。山中自身「開幕からはよかったけど、波があるのはよくない」と冷静に見つめる。レギュラーシーズンは残す2節、2部との入れ替え戦も視野に入る。山中は「ここから、チームの総力戦になる。いい準備をしながら、シーズンも残り2試合。しっかりやっていくしかない」と、表情を引き締めた。(大谷 翔太)

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