日本相撲協会は27日、大相撲夏場所(5月10日初日、両国国技館)の新番付を発表した。春場所で3度目の優勝を果たし大関に復帰した霧島(音羽山)が国技館内で会見に臨み「2年かかって大関に戻れた。

これからまだあるので考えてやらないといけない」と意気込んだ。新大関だった23年名古屋場所はけがもあり初日から休場し、負け越した。「当時は勝たなくてはいけないと思い過ぎた。勝ち負けよりいい相撲を取ることを心がけたい」と反省を生かす。

 24日に30歳の誕生日を迎えた。入門時の師匠だった陸奥親方(元大関・霧島)は30歳11か月で大関に昇進。師匠の音羽山親方(元横綱・鶴竜)も30歳を超えてから優勝を5回しており「まだまだ自分は若いと思っている」。夢の横綱昇進を目指すことを誓った。東京開催の国技館での優勝は経験がない。「みんな優勝を狙っている。ちゃんと結果を残せるようにやっていきたい」と闘志を燃やした。

 長女のアヤゴーちゃん(小1)はひらがなで「おおぜき・きりしま」と書いて見せてくれるという。

モンゴル出身の霧島も日本語勉強中で「分からないというわけにはいかないし、しっかり日本語を教えられるように覚えていきたい」と新たな目標も明かした。

 ◇大関から平幕へ転落し、復帰した例

 ▽魁傑 75年初場所後、大関に昇進。肝炎、腰痛に苦しみ、76年初場所で関脇転落。一時は西前頭6枚目まで下がったが、77年初場所後に大関に復帰。伝達式の口上は「謹んでお受けします」。同九州場所で関脇に転落し、79年初場所で引退した。

 ▽照ノ富士 15年夏場所後に大関昇進。両膝のけがや糖尿病などで、一度は序二段まで落ちた。21年春場所後に大関復帰。口上は「謹んでお受けいたします」。その後は横綱に昇進し、10度優勝。25年初場所で引退。

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