世界バドミントン連盟(BWF)の総会が25日、デンマーク・ホーセンスで開かれ、従来の「3ゲーム21点制」の形式から「3ゲーム15点制」への移行が承認された。国際大会では来年1月から移行していく。

 これを受けて、総会に出席した日本バドミントン協会の大野淳事務局長が26日にオンラインで取材に応じた。「数字だけ見るとスムーズに決まっている。28年ロサンゼルス五輪の選考レースは、この15点制で行われるので、国内もなるべく早く統一していきたい」と感想などを語った。

 総会には、120か国が出席し、日本は最大の5票が振り分けられた。241票のうち、198票の賛成、43票の反対意見があった。近年はワールドツアーなど国際的に大会数が増え、過密日程による選手にかかる負担の軽減にもつながるとの声も上がっており、日本は賛成に回った。大会運営面でも審判など人手不足の問題や「見る人にとってはテンポよく、いい時間になっていく」ことも考慮した。

 大野氏によると、日本代表の池田信太郎強化本部長は選手への影響について「15点制の導入で1点の重みが大きくなる。試合の入り方や勝負強さが大事になる。ラリーを制して勝ちきる選手は、より短い中でどう得点を挙げていくのかという力が必要になってくる」との見解を示しているという。

 また、日本チームへの影響については、これまでの取材の中で「種目によってメリット、デメリットがある。女子ダブルスはど根性ラリーが多くて精神力で戦って、勝っていくのが日本女子の強み。

一方の男子は長いラリーにフィジカルでついていけないこともある。15点制になったからと言って、日本に優位かというと、種目によって違う」と種目によっては対策も必要になってくることを話していた。

 日本ではこれまでに中学の全国大会で試験的に実施し、競技時間の短縮やスムーズな運営において「手応えを感じていた」と大野氏は明かした。国内最高峰のS/Jリーグについては「今季から15点制を導入していきたいと話している」。来季の日本代表選考を兼ねた12月の全日本総合選手権についても「当然検討」とし、出場権が懸かる予選大会から調整していく。

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