世界最大の格闘技団体「ONE Championship」は29日、有明アリーナで「ONE SAMURAI 1」(試合開始・午後2時半)を開催する。

 28日に都内で前日計量とハイドレーション計測が行われ、メインイベントのロッタン・ジットムアンノン(タイ)戦で「引退」を公言している元K―1三階級制覇王者の武尊がクリア(フライ級・61・2キロ以下)した。

ロッタンも一発でパスした。この日、夕方には会場の有明アリーナで「公開計量」を開催する。

 両者は昨年3月23日にさいたまスーパーアリーナで対戦しロッタンが80秒でKOで圧勝している。武尊は再起戦となった昨年11・16「ONE 173 スーパーボン VS 野杁」でデニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)をTKOで破ったリング上で次戦での引退を宣言。ラストマッチの相手に指名したロッタンが受諾し再戦が実現した。

 今回の試合が「引退試合」と断言した武尊は26日に格闘技マスコミの取材に応じラストマッチ直前の心境を明かした。

 「最後、大きな挑戦になるので、あまり引退試合っていう感覚は自分ではなくて。これが最後だ、寂しいみたいな感情はないんですけれど。本当に最後は出し切って…勝って。その後にやりきったと思えたらいいなと」

 順調な仕上がりを断言した。

 「今回は本当に調整もいろいろ気をつけたり、追い込みもコンディション重視の追い込みをやってきたので、大きなケガは今回なくて。凄く順調な仕上がりかなと思います」

 今回の試合への練習での強化ポイントを聞かれ、こう答えた。

 「ONEと契約する前からロッタン戦を見据えて練習してきたんで、何か大きな対策だったりっていうのは変えてないんですけど。コンディション、今までやりすぎてオーバーワークでケガしちゃったりとか。パフォーマンス逆に落ちちゃってたっていうのが、前回の試合でいろいろ気づけたところもあったし、前回すごくコンディションも良かったし、当日の動きもすごい良かったので、その総仕上げじゃないですけど、自分に一番いい形にできたらなと」

 ラストマッチにかける思いを表した。

 「これを言ったらちょっと語弊があるかもしれないんですけど…100パーセントではやってるんですけど今までの試合も。前回もこれ勝ってロッタン戦みたいなとこがあったり、これ勝ってまた次があるっていうのがあった上で追い込みもやっているし、試合もやっているので。僕の中では今回、記者会見でも言いましたけど、自分の体の筋肉の繊維、全組織を使って試合をしようと思ってるので。いい意味で次を考えていないっていうか。自分のHP(ヘルスポイント)があと50残ってるとしたら、それを全部使い切って試合しようと思っています。そういう意味ではだいぶ違うんじゃないですかね」

 そして、続けた。

 「ケガしようが何しようが勝てばいい…そういう戦いをしようと思っています」

 同大会はフジテレビ系列全国ネットで試合当日の午後10時から「U‐NEXT presents ONE SAMURAI 1 ~武尊引退試合 運命のリベンジマッチ~」と銘打ち地上波放送する。また、「U―NEXT」がライブ配信する。

 (福留 崇広)

 ◆4・29有明全カード

 ▼メインベント フライ級キックボクシング暫定世界王者決定戦

ロッタン・ジットムアンノン VS 武尊

 

 ▼第14試合 フライ級総合格闘技世界タイトルマッチ

若松祐弥 VS アバズベク・ホルミルザエフ

 ▼第13試合 アトム級ムエタイ 世界タイトルマッチ

吉成名高 VS ソンチャイノーイ

 ▼第12試合 バンタム級キックボクシング世界タイトルマッチ

ジョナサン・ハガティー VS 与座優貴

 ▼第11試合 フェザー級キックボクシング

マラット・グレゴリアン VS 海人

 ▼第10試合 アトム級総合格闘技

三浦彩佳 VS 澤田千優

 ▼第9試合 バンタム級キックボクシング

秋元皓貴 VS 久井大夢

 ▼第8試合 フェザー級キックボクシング

和島大海 VS リカルド・ブラボ

 ▼第7試合 アトム級総合格闘技

平田樹 VS リトゥ・フォガット

 ▼第6試合 フライ級総合格闘技

和田竜光 VS 伊藤盛一郎

 ▼第5試合 ストロー級総合格闘技

山北渓人 VS 黒澤亮平

 ▼第4試合 フライ級ムエタイ

士門 VS ジョハン・ガザリ

 ▼第3試合 ストロー級キックボクシング

黒田斗真 VS 田丸辰

 ▼第2試合 フライ級キックボクシング

陽勇 VS 内藤大樹

 ▼第1試合 バンタム級総合格闘技

永井奏多 VS 神部篤坊

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