ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで日本史上初めて金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組が28日、都内で引退会見に臨んだ。引退の決め手を聞かれ、三浦は「今シーズン前から引退するかもしれない気持ちを持ちながら滑っていた。

(ミラノ五輪で)ショートプログラムで5位スタートになってしまった時には、このままでは終われない、もう4年やるかとの話もあった。(金メダルで)やり切った思いがあったので、五輪が終わった時点で(3月の)世界選手権欠場を決めていて、引退も決めていました」と明かした。

 パートナーの木原も「昨年の5月頃から、今シーズンで最後になるかもという思いは強かった。五輪が終わった時点でやり切ったと。五輪が終わって、一度帰国した際に代表にお話しさせていただき。今後のこともお話しさせていただきました」と話した。

 「りくりゅう」は、2度目の出場となったミラノ五輪で2個のメダルを獲得。団体はショートプログラム(SP)、フリーともに出場し、日本の銀メダルに貢献。個人ではSPでまさかの5位発進となったが、フリーで6・90点差をひっくり返す五輪史上最大の逆転劇で優勝した。日本フィギュアの金メダルは荒川静香(06年トリノ)、羽生結弦(14年ソチ、18年平昌)以来。ペア初のメダルが金メダルだった。

 列島は「りくりゅう」フィーバーに沸いた。

帰国後の2月25日、日本記者クラブで会見。3月の世界選手権(プラハ)は出場を辞退し、4月にはアイスショー「スターズ・オン・アイス」でがい旋公演を果たした。天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会に出席した今月17日の午前に、今季限りでの現役引退を表明。三浦が「木原選手が引退する時は私も一緒に引退する時」と語っていたように「りくりゅう」として一線を退いた。

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