日本バスケットボール協会(JBA)は1日、都内で会見を開き、今夏の男子日本代表候補選手53人を発表した。候補選手にはNBAで活躍する八村塁(レイカーズ)、河村勇輝(ブルズ)も名を連ねた。

2人の今後の招集などについて伊藤拓摩強化委員長は「(他国の)スカウティングにも関わる。後日お話しできたら」と言及は避けた。それでも既に代表についての話し合いをしており、「2人とも日本代表に対しての思いを強く持っている。頼もしい」と強い志を持っていると明かした。

 昨年9月、伊藤氏の強化委員長就任後、海外でプレーする選手を中心に、オリンピック3大会を一つのスパンとする中長期視点で日本のバスケットボールを強化し、若手選手を含めて「日常を世界基準」にしたいという思いを伝えた。今年2月の桶谷大氏のヘッドコーチ就任後に各選手の代理人を通じて詳細な話が進められ、代表候補入りに至ったという。

 今後の招集に向けて伊藤氏は「NBAのルールを把握しながら話し合いをする。次のチームが決まっていないこともある。しっかりコミュニケーションを取ることが大切」とNBAのルールにのっとりながら、話し合いを進めていきたいと話した。

 八村は24年パリ五輪後、「JBAの活動が金目的に偏っている、プレーヤーファーストの精神がない。そういう代表ではプレーしたくないし、そういう団体とやりたくない」と苦言を呈していた。協会と大きな溝があったが、2年ぶりの代表入りへ大きな一歩となった。

 現役NBAプレーヤー以外にも、かつて世界最高峰のリーグを経験した渡辺雄太(千葉J)も代表候補入り。加えて、白谷柱誠ジャック(福岡大大濠高)、ベネディクト研一郎(セントジョージズスクール)と17歳の2人も選出。伊藤氏は「NBAを経験している選手に直接質問ができる。コミュニケーションを取れる場を作っていきたい」と若手と経験豊富な選手たちの交流により、高いパフォーマンスを追求する。

 日本代表は7月、8月にW杯アジア地区予選、9月10日からは愛知・名古屋アジア大会を控える日本代表。コーチ陣は2~3月に行われたW杯アジア地区予選の体制を予定する。

 アジア大会の目標は金メダル獲得。「五輪で勝てるチームになるにはアジアで勝てなければいけない」という思いから高いゴールを設定したという。日本開催の地の利も生かし、6月の強化合宿から目標達成を目指す。登録選手には富永啓生(北海道)ら35人が選ばれた。

 ◆主な代表候補選手 比江島慎、富樫勇樹、渡辺雄太、ジョシュ・ホーキンソン、八村塁、富永啓生、河村勇輝

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