演出家で俳優の宅間孝行が主宰する演劇プロジェクト「タクフェス」の第14弾「北の島から」(11月より、名古屋・大阪・北海道小樽・東京)の上演が決定し、アーティスト・俳優の関口メンディーが舞台初主演を務めることが1日、発表された。
宅間が、「タクフェス版“東京物語”」として5年ぶりに描く新作。
同作の舞台は日本最北の島・礼文島。リゾートバイトとしてやってきた一人の美女が静かな島の平穏な日常を一変させ、島中を巻き込んだ大騒動へ発展。新たな家族のカタチを描いたストーリーだ。
同作で舞台初主演となる関口は「役者としては、ほとんど映像の経験しかない自分がどこまでできるのか、正直分かりません」と不安をのぞかせつつ、自身のパフォーマーとしての経験から「ライブコンサートと舞台はライブは生物という点でひょっとしたら近しいものがあるかも知れない」と自身の経験を同作へ生かしたいという思いも。「みなさんの記憶の片隅に、残り続けるような作品を出演者、スタッフのみなさんとひとつになって、生み出していきたい」と意気込んでいる。
タクフェスは、宅間が仕掛けるエンターテインメントプロジェクト。2013年から第1弾を上演し、その後2023年に10周年を迎え、今回第14弾を迎える。宅間は今回の舞台に関して「ふんだんに笑いと涙を盛り込んだつもりです。温かい気持ちになれると思います」とコメントしている。
▼関口メンディーコメント
この度、演劇という舞台で初めての主演を務めさせて頂くことになりました。
生粋の演劇人である宅間さんが5年ぶりに描く新作。
そのような機会に主演として立てることは、本当に光栄なことです。
ドラマや映画で共演した役者さんの中でお芝居が魅力的に感じる方々は、舞台の経験をされている方がほとんどで、自身の演劇に対する想いは次第に強くなり、観劇の回数も増えていきました。ようやくその舞台に立つ側に、しかも座長で。
役者としては、ほとんど映像の経験しかない自分がどこまでできるのか、正直分かりません。
パフォーマーとしてお客様からリアルタイムで反応をもらいながら経験してきたライブコンサートと舞台は「ライブは生物」という点でひょっとしたら近しいものがあるかも知れない。そんな淡い期待を胸に稽古に励み、みなさんの記憶の片隅に、残り続けるような作品を出演者、スタッフのみなさんとひとつになって、生み出していきたいと思います。
▼宅間孝行コメント
デ・ニーロが主役のパパを演じた『みんな元気』(2009)を最近観て素敵な映画だなあ、と思いつつ、これって『東京物語』だよなあ、と思って調べたら、大好きなトルナトーレ監督マストロヤンニ主演『みんな元気』(1990)のリメイクで、トルナトーレ監督は『東京物語』のオマージュだと。小津安二郎監督なんと50歳で発表の『東京物語』。そろそろ私も「家族」をきっちり描こうっと思い至った時に、頭をよぎったのが若い頃一番大好きだったドラマ『北の国から』。これらの作品を敬愛してやまない私が挑んだ5年ぶりのオマージュ的新作。ふんだんに笑いと涙を盛り込んだつもりです。温かい気持ちになれると思います。

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