歌舞伎俳優の中村芝翫、中村橋之助が8日、都内で行われた国立劇場6月歌舞伎鑑賞教室「仮名手本忠臣蔵」(6月5~20日、東京・サンパール荒川)の取材会に出席した。

 歌舞伎三大名作「仮名手本忠臣蔵」五、六段目の早野勘平を親子ダブルキャストで勤める。

芝翫は「初役の時は中村屋のおじさま(17代目中村勘三郎)、紀尾井町のおじさま(2代目尾上松緑)に教わった。30歳くらいだったが、手も足も出なかった。中村屋のおじさま、紀尾井町のおじさまという目標が大きすぎた」。今回、30歳で初役に挑む橋之助の指導役は、中村勘九郎に依頼した。

 芝翫は勘九郎について「今の勘九郎は役者として脂が乗りきっている。素晴らしいと思います」。昨年3月歌舞伎座の通し狂言「仮名手本忠臣蔵」でも五、六段目の勘平を勤めている勘九郎に「中村屋の勘平を大事に伝えてもらいたい」と要望。橋之助は大阪松竹座に出演中の勘九郎の指導を受けるため、来週から大阪に行くという。

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