◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(10日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)

 今大会の大きな見所は、ツアー史上最短の98ヤードに設定された15番パー3。最終日はグリーン手前7ヤード、右端から4ヤード(実測値89ヤード)に設定。

11位からスタートした鈴木愛(セールスフォース)が50度のウェッジで第1打を放ち、今大会初のホールインワンを達成。ギャラリーから大歓声が沸き起こった。特別協賛の久光製薬提供の特別賞金は200万円(達成者で均等割り)。残り5組15人で達成者がいない場合、200万円を独占する。前日の9日が32歳の誕生日だった鈴木愛は自身で大きなプレゼントをゲットした。

 鈴木は15番まで4つもスコアを伸ばして通算4オーバーに。11番を終了して通算1オーバーで首位の河本結(リコー)と3打差の3位に急浮上した。

 今年は2023年以来、3年ぶりの西コース開催。160ヤードだった15番パー3は62ヤードも短くなり、ツアー史上最短の98ヤードに。ティーエリアと2段グリーンの間には大きな池が広がる。グリーン手前は傾斜になっており、芝は短く刈り込まれている。アマチュアのように直接の池ポチャは、プロではあり得ないが、ピン位置が2段グリーンの下に設定された場合、バックスピンで池に落ちる危険がある。

 赤杭(くい)の場合、ボールが落ちた地点からピンに近づかない地点で2クラブ長以内から第3打を打てるが、今大会の15番の池は黄色杭のため、打ち直しの第3打は、ティーエリアが最善策となる。池に落とした場合、ボギーでしのぐことは難しく、ダブルボギー以上を覚悟しなければならない。

 第1日のピンポジションは手前から6ヤードの難しい位置(実測値は91ヤード)に設定され、池ポチャが連発。7人が池にボールを落とした。平均スコアはパーを超える3・1833(難度は18ホール中13番目)となった。

 第2日のピンポジションは手前から18ヤード、奥から10ヤード(実測102ヤード)。2段グリーンの上に設定されたため、易しいホールとなり、平均スコアはパーを下回る2・9244(難度は18ホール中16番目)となった。

 第3日のピンポジションは、グリーン手前から9ヤード、左端から3ヤード(実測値93ヤード)。第1日と同様に難しい位置となった。さらに、強風が吹き荒れるタフな状況となり、第1日を超える13発の池ポチャがあった。平均スコアはパーを超える3・3939(難度は18ホール中13番目)となった。

 日本女子プロゴルフ協会の茂木宏美コースセッティング担当は「ウェッジの短いクラブで、スピンコントロールの技術が求められます」と解説。

2017、19年の賞金女王の鈴木が、さすがの技術を見せつけた。

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