タレントで俳優の河合郁人(38)の2週連続インタビューの後編。活動の主軸でもある情報番組出演で大事にしている心得や、自身にとって最大の挑戦でもある「40歳までにMCの冠番組を持ち、そのポジションを定着させること」への思いを語った。

 5月で事務所入所から27年を迎えた。四半世紀以上続ける芸能生活は山あり、谷ありだったが「お仕事は大好き。やめようと思ったことも、仕事に行きたくないと思ったことも一度もない。小学生の時にこの仕事を選んでよかったなと思います」と力強く言い切る。

 2023年末に「A.B.C―Z」を離れ、約2年がたった。今後はステージで歌って踊ることはないのかを単刀直入に聞くと、「いやいや! 完全にやりませんとは言っていないし、具体的には動いてはいませんが、機会があればやりたいなと思っています。歌って踊ることは大好きなので」と意欲を失ってはいない。

 現在は、バラエティーや情報番組を中心に活動中。インタビューは、名古屋テレビの朝の情報番組「ドデスカ!」に生出演し、東京に移動後に行われた。6本の地方局番組レギュラーを持ち、各地を行き来する生活を送る。「移動が多くて最初は大変でしたが、もう慣れました! その土地や番組ごとに空気感も違うし、いろんな発見があって楽しい」と充実の表情を見せる。

 情報番組に出演する際に大事にしていることは「背伸びしないこと」だ。

 「情報番組って、知ったかぶりをしているとすぐバレるので。知らない時は知らないと素直に言って、専門家の方に質問するようにしています。自分のレベルに合わせて、38歳の河合郁人の知識はこれくらいだよっていうのを、隠さず出すようにしています」

 番組での発言を巡り、SNSやネットニュースをきっかけに、自身の元へ賛否の声が集まることもある。だが、「自分の言葉で失敗したり、たたかれたりするのは自分の責任なので」と冷静に受け止める。

 「エゴサ(エゴサーチ)もするタイプ。SNSを見て『自分のこの言い方は良くなかったな』とちゃんと反省もします。でも(ネットの心ない声に)沈んだり傷ついたりすることは全然ない。むしろ、『すごい、この方はゴゴスマを2時間、全部見てくれたんだ』と感謝しちゃう。注目して見ていただけることはありがたいことですから」

 活動の原動力は「人が好き。人と会うこと、話すことに生きがいを感じる」という好奇心だ。20代から憧れる「MC」のポジションの確立へ向けて、奮闘している。グループを離れる際には、あえて「40歳までにMCの冠番組を持つこと、MCというポジションを定着させることを目標にしています」と公言した。

 「40歳と区切りをつけて宣言した理由は、自分にプレッシャーをかけるため。年齢的に、達成できないかもしれないから何年か後の目標は言いたくないって考え方もあると思う。だけど、失敗してもいいから、公言して本気で向き合うことが大事だと思っています」

 MCの理想像は、笑福亭鶴瓶(74)。技量と人徳を兼ね備えた「日本一緊張させないMC」を目指す。「夢は見るだけのものかもしれないし、覚めちゃうかもしれない。だから、これは目標です。ここからさらにギアを上げて頑張りたいし、たとえ40歳で達成できなくても、この目標は掲げ続けます」と不退転の覚悟をのぞかせた。(ペン・奥津 友希乃)

 ◆河合 郁人(かわい・ふみと)1987年10月20日、東京都出身。38歳。99年に入所し、2012年にA.B.C―Zとしてデビュー。23年にグループを離れる。TBS系「ゴゴスマ」など情報番組の出演多数。

12日から舞台「したいとか、したくないとかの話じゃない2026」(17日まで、東京・よみうり大手町ホール)に出演する。

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