上方落語のファン感謝デー「第33回彦八まつり」が16日、大阪市天王寺区の生國魂(いくたま)神社で開幕し、実行委員長を務めた月亭方正が第4部の「大御所落語会」に登場。十八番(おはこ)の「手水廻し(ちょうずまわし)」を口演した。

枕で上方落語協会長の笑福亭仁智から直々に委員長の打診を受けて「イヤやわあ」と、つぶやいたことを明かしたり、大阪・新世界で「ケツの穴から手ぇつっこんで、奥歯ガタガタ言わせたろか!」とスゴんでいたおじさんの「歯が1本しかなかった」エピソードトークを披露したりして、プラチナチケットを手に入れた約200のファンを大爆笑させた。

 オープニングイベントでは、自身がプロデュースし、弟子の月亭柳正らが所属する、歌って踊る落語家ユニット「ぴーひゃら」がパフォーマンス。「今、やっぱり推し活っていうのが流行(はや)っていますから。お客さんも、うちわを持って楽しんでいました。楽しみながら、今度は彼らの本職の落語を見ていただいて『そんなんもできるんや』と思ってくれたらいい。昔、僕がやりたかったこと(アイドルとしてのパフォーマンス)をやってもらってます」と手応えを語った。

 さらに自身が出演を打診した間寛平は浪曲「喧嘩安兵衛」を披露。NMB48・安部若菜、フリーの大吉洋平アナウンサー、NON STYLE・石田明も落語を一席披露するなど、同時の人脈を駆使して集めたゲストがイベントを盛り上げた。方正は「落語ファン以外に何とか落語に注目させたい。何ができるんだ(と考えたら)、著名な方に舞台に出ていただこう、と。そこはトークではなく、芸をやっていただこうというところが、今回の僕のコンセプトで、僕の彦八まつりです。僕が実行委員長をする意味だと思います」と振り返っていた。

 彦八まつりは17日も同神社で開催される。

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