乃木坂46の梅澤美波(27)が21日、東京ドームで卒業コンサートを開催した。2016年9月4日に3期生として加入し、23年からは3代目キャプテンも務めたグループの功労者。

3546日の思い出を巡らせながら、全29曲で集大成を飾った。

 冒頭から感情を抑えることができなかった。ドーム上空から一人で気球に乗って登場し、ファンが驚がくする中、梅澤の目には大粒の涙が。自身のカラーである青と水色のサイリウムで埋め尽くされた客席をじっと眺め「すごくうれしくて…」とかみ締めた。

 セットリストは自ら考案し、初めて選抜入りした「ジコチューで行こう!」や、初めてセンターを務めた「空扉」など思い入れのある楽曲を中心にパフォーマンス。アンコールでは梅澤らしい大人っぽい黒のドレス姿を披露した。

 キャプテンに就任したのは、一時代を築いた1期生がグループを次々と巣立っていく時期。乃木坂46に強い憧れをもって加入した自身とって、どんなときでも先頭に立ち続けた原動力は「先輩たちが作ったこの乃木坂46を守りたかったから」。清楚(せいそ)で謙虚な“乃木坂46らしさ”を誰よりも大切にしてきた。

 そんなグループは今年で14周年を迎えた。この日の卒コンも含め、同所のステージでは19日からグループのメジャーデビュー日である2月22日前後に行う恒例の「BIRTHDAY LIVE」としても開催。3日間で計14万人を動員し、梅澤が注いできた乃木坂46への情熱はファンにしっかりと伝わっている。

 キャプテンのバトンは、菅原咲月(20)に渡し「乃木坂46は最強だから大丈夫」とエール。「乃木坂46の未来を作ることを楽しんでください」と温かい目で背中を押した。

 休むことなく走り抜けたアイドル人生。最後は、堂々と胸を張った。「今、自分に言葉をかけるなら『本当に今日までよく頑張った』『私に任された役目は100%全うできた』。そう言ってあげたいです」。全てをやり切った表情は、美しく輝いていた。

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