22歳の今村聖奈騎手とのコンビで、オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル)を制したジュウリョクピエロ(牝3歳、栗東・寺島良厩舎、父オルフェーヴル)がレースから一夜明けた5月25日、栗東トレセンの馬房で元気な姿を見せた。

 午前1時頃に東京競馬場から栗東に帰厩。

馬運車に乗り込む時もまだ気が入っており、しばらく興奮状態が続いていたというが、「神奈川県を走っているくらいでやっとリラックスしてエサも食べ始めました。帰ってきて、いつものピエちゃんに戻っている感じです」と佐々木助手はうなずいた。

 馬群の真ん中を力強く伸びて、G1初挑戦V。同助手はゲート裏から外ラチ沿いを歩いて検量室前に戻る道中、ターフビジョンでレースを見ていたといい、「一番いいところで見させてもらいました。内ですごい脚を使えているのが見えたので、そこからはひたすら絶叫していました」と振り返る。「感情があふれすぎて、自分でもよく分からなかったです(笑)。周りの方からたくさんお声がけしていただいて、ありがたい限りです」と初のビッグタイトルの喜びをかみ締めた。

 鞍上の今村騎手は史上2人目のクラシック初騎乗初勝利で、JRA所属の女性騎手として史上初のG1ジョッキーに輝く新たな歴史をつくった。師匠の寺島調教師は「普通に(東京から)帰ってきて、3時くらいに1回起きたら、興奮したままでしたね。年明け(の1勝クラス)を勝った時から、オークスに行こうとイメージはあったんですけど、まさか聖奈を乗せて勝ち切るところまでは…。本当にうまく乗ったし、(馬に)力があると思います」と笑みを浮かべた。

 今後は一度放牧に出される予定だ。

凱旋門賞・G1(10月4日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)にも登録済みだが、寺島師は「オーナーとも(オークスを)勝った上でまず相談しましょうという話だったので。とりあえず交渉ができる段階」と選択肢のひとつとして検討していく方針を明かした。

編集部おすすめ