◆米大リーグ オリオールズ6×―5ブルージェイズ(30日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)は30日(日本時間31日)、敵地・オリオールズ戦に「5番・三塁」でフル出場。8回の4打席目に左翼線へ2点適時二塁打を放つなど、4打数1安打2打点、2三振で、打率は2割1分6厘となった。

岡本は守備でも要所で2つの併殺に絡むなど攻守で存在感を示したが、チームは5―1で迎えた9回に4失点で追いつかれ、なおも1死満塁からアロンソの中前適時打で今季3度目のサヨナラ負けを喫した。

 敵地が熱狂の渦となる中、岡本らブルージェイズナインは呆然と自軍ベンチに戻っていった。9回に4点リードをひっくり返されて、悪夢のサヨナラ負け…。抑えのバーランドを上位打線との対戦になる8回に起用して3者凡退に抑えたが、9回を任されたホフマンが、1死から3連打、3死四球と大乱調だった。「ブルペンに負担をかけすぎている。こういうことが起きると、正直辛いです。我々が彼らを追い込んだんです。17連戦は本当にキツい」とシュナイダー監督。17連戦最後の3日間にブルペン・デーが2度となった厳しい台所事情に肩を落とした。

 先発イエサベージも、7四球と本来の調子ではなかったが、「カズの素晴らしいプレーもあって、何とか踏ん張った」と指揮官。2つの満塁機で岡本が絡んだ併殺プレーがダメージを食い止めた。3回は、難しいバウンドの三ゴロで「5−4−3」。

4回は三ゴロから自ら三塁を踏んで「5Cー3」。シュナイダー監督は「タイミングが良く、野球IQにたけ、流れを読む能力があってこそのプレー。三塁走者がホームに向かっている中で、本当に打球が見づらいんだ。とても機転が利いていた」と、そのセンスを絶賛した。

 岡本はバットも好調だった。2−1で迎えた8回1死一、二塁。フルカウントからの7球目、甘く入ったスライダーを打球速度107・6マイル(約173・2キロ)の強い当たりで左翼線に弾き返した。走者2人が生還し、貴重な追加点を叩き出した。2回の第1打席は、左翼フェンス際に飛距離373フィート(約114メートル)の大飛球。相手左翼手に好捕されたが、データサイト「Baseball Savant」によると、メジャー30球団の本拠地のうち27の球場では本塁打となっていた当たり。2試合連続13号先制弾はフェンス際で幻となったが、自身3度目の2試合連続複数打点と、チームの得点源となっている。

 前日の現地時間「5・29」は、くしくも、ワールドシリーズに進出した昨年と同じ、勝率が5割に戻った日だった。

シュナイダー監督は試合前に「ちょうど1年前のここから、我々はプレー内容が向上し、ある種のアイデンティティーを形成し始め、色々なことを乗り越えていったんだ」と語り、貯金モードへの転機を願っていたが、今季最長5連勝は、最後の15分間にスルリと逃げていった。「明日に向けて切り替え、全力で挑まなければいけない」と指揮官。悪夢を払拭し、17連戦最終戦を白星で飾りたい。

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