早々と“開幕星”をターゲットに定めた。須貝厩舎のロジクラウン(牡、父サトノクラウン)は、姉に昨年の小倉牝馬Sを勝ったシンティレーションを持ち、24年のセレクト当歳セールでは9200万円で落札。

4月22日にゲート試験に合格すると、同29日に栗東の坂路で52秒9をマークした。放牧を挟んだ後も動きは軽快で、6日の阪神芝マイルでのデビューへ調整が進んでいる。

 「ここ目標に一度、放牧に出しましたが、十分に態勢は整っています。結構幼い面もありますが、能力的なモノは感じます」と北村助手。ここ10年、阪神開幕週に行われた芝マイルの新馬で勝ち上がった馬は9頭中4頭が重賞を勝ち、中でも17年ケイアイノーテック、21年ダノンスコーピオンはG1ウィナーに上り詰めた。

 須貝厩舎は1984年のグレード制導入後、2歳重賞では厩舎別最多の15勝。12年には、この開幕戦を勝ったレッドリヴェールが年末の阪神JFで2歳女王の座に就いた。「背中が柔らかくて、前向きさもある馬です。楽しみです」と北村助手。今年も素質あふれる若駒たちと白星を積み重ねていく。(山本 武志)

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