◆JERAセ・リーグ 巨人1―0中日(20日・東京ドーム)

 巨人が、フォレスト・ウィットリー投手の快投劇でリーグ戦再開後、初勝利をおさめた。8回2死までノーヒットノーランを続けていたが、中日・村松に中前安打を許し、快挙達成はならなかった。

打線は3回に、この日昇格即スタメン起用の浅野が今季1号ソロを放ち、大勢ら強力リリーフ陣で逃げ切った。

 少しだけ体は前に出されたが、バットは伸びた。内角寄りのカットボールを、浅野はかろうじて拾った。大野から芯を食った打球は左翼席へと勢いよくすっ飛んで行った。「イニングの先頭だったので出塁できるようにと思っていました。最高の結果になって嬉しいです」。両軍無得点の3回裏に、この日昇格したばかりの若武者が、即スタメン起用に一発回答した。

 大幅に打順を入れ替え、中日2戦目に臨んだ。19日はダルベックを今季初めて3番で起用。4番には岸田を入れて臨んだが、11安打で岸田の2ランによる2点しか奪えなかった。橋上監督代行は打順におけるつながりの面を再考し、一日でダルベックを4番に戻した。その上で、岸田を3番に据え、初めて一塁で起用。

捕手・大城とのクリーンアップを形成した。キャベッジがコンディション不良で欠場する中、浅野を8番・左翼に置いてチャンスを与え、3回の本塁打には満面の笑みを浮かべた。

 ファーム・リーグでは最近5試合17打数7安打と絶好調だった浅野。1軍では10打数1安打と結果を残せなかったことで、打席内での考え方から改めた。自身の特徴である積極性を取り戻し、再び1軍の舞台に戻ってきた。オフ中から取り組んできた打撃フォーム改造も実りつつあり、打った瞬間に分かる豪快な一撃となった。

 浅野が奪った1点を、先発・ウィットリーが気迫を前面に押し出しながら、守った。球速は最速157キロをマーク。常時、150キロ台中盤をたたき出し、ホップするような軌道で相手を圧倒した。カットボールに落ち球も効果的。7回までちょうど100球。3四球9奪三振の快投劇で、ノーヒットノーランを継続。

「頭にはあったけど、なるべく考えないようにした」と振り返り、東京ドームが快挙達成へと1イニングごとにどよめきが大きくなっていった。

 しかし8回2死、村松に中前安打を許す。ここで快挙達成はお預けとなった。橋上監督代行がベンチを出て、交代を告げる。マウンドを降りるウィットリーに対し、スタンドから大きな拍手が降り注いだ。試合後、「ファンの皆様の大きな声援をありがとうございます」と感謝した。その後、大勢ら強力リリーフ陣がリードを守り抜いた。交流戦後、初勝利。貯金を6に戻した。 

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