阪神・伏見寅威捕手(36)が18日までにスポーツ報知のインタビューに応じ、プロ14年目の現在地を明かした。昨年11月に日本ハムからトレード移籍し、新天地での優勝に懸ける思いを吐露。

球団16年ぶりとなる開幕8連勝を成し遂げた高橋遥人投手から打撃指導を受けた一幕を明かした。全3回の3回目。(取材・構成=藤田 芽生、小松 真也)

 ー普段の高橋投手との関係性は

 「まだ一緒にご飯とか行ったことはないな。『インスタフォローしてよ』と5月末ぐらいに言ったら『すみません、していいものだと思わなくて』と言われて…。『じゃあ6月中にはフォローします』ってどんな保険のかけ方だよ(笑)。この際だから今日にでもやってくれよと思ったんすけど、最近ようやくしてくれました」

 ―野球談議はするのか

 「めっちゃしますね。僕が3、4月に全然打てなくて悩んでる時に、遥人はぽんぽん打っていて。『遥人は打たないでくれよ~。打撃教えてくれない?』と冗談っぽく言ったら、『いや、そんなの無理ですよ』と言いながらも『ちょっと、5分だけ時間もらっていいですか』って。そうしたらいつもの喋り方で『いい打者の共通してるとこってここじゃないですか。僕はこうやって打とうとしていて、なんでこれが大事かというと~』みたいにすごい理詰めで言ってくるんですよ。最終的には5分以上喋ってて『こんなに喋っちゃって、本当に僕みたいなのが…。

ごめんなさい、ごめんなさい』で終わるんですけど(笑)。すごく見てますね、野球を。なんでコントロール悪い人といい人がいるのかという話も理詰めで教えてくれるんです」

 ―相次ぐ手術でけがをしてる間に野球を見てたから

 「そうです。それも絶対言うんです。『僕、野球やってない時間がくそほど長いんで。だからもう見ることしかできなかったんで』という言葉は絶対に出てきます」

 ―それは打撃のヒントになった

 「なりますよ。というかめちゃくちゃ指導者向きだと思いましたね。こんなわかりやすく説明できる人いるんだって。ちょっと意外ですか? そういう話を聞くとめっちゃ面白いですよ、あいつ」

 ―セ・リーグが再開してからはどう戦っていきたい

 「長い目で見た時に、目標はやっぱりシーズンで優勝することなので、こういう時期もあるかなと思っていて。交流戦が終わった後が大事。夏場とかみんな疲れて、シーズン終盤になってくると、緊張感ある試合が増えてくる。なんとかリーグ優勝に向けて常にいいパフォーマンスを出して、みんなで向かっていけたらいいなと思っています」

 ―個人としては

 「シーズンの最初に色々、質問受けた時に、目標が立てづらいシーズンですって言ったんですけど、まさか今自分がここまで任せてもらえる試合が多いとは思ってなかった。

でも、そういうふうに思ってもらってる以上は、これから大事になってくる時期。そこでもっと力発揮できるように頑張っていきたい。打撃ももちろんそう。今上がってきてるので、ここからギアを上げていきたいです」(終わり)

 ◆伏見 寅威(ふしみ・とらい)1990年5月12日、北海道生まれ。36歳。東海大四(現東海大札幌)から東海大を経て12年ドラフト3位でオリックス入団。22年オフに国内FA権を行使し、日本ハムに移籍。昨年11月に交換トレードで阪神に加入した。今季は29試合に出場して、打率は1割9分2厘。182センチ、89キロ。右投右打。既婚。

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