◆第108回全国高校野球千葉大会▽1回戦 佐倉7x―0船橋芝山=7回コールド=(9日・千葉県野球場)

 佐倉の女性部員・玉置空内野手(3年)が、船橋芝山との初戦で“佐倉初の女性ノッカー”を務めた。

 同校は昨年6月3日に89歳で死去した長嶋茂雄さんの母校。

同校初の女性選手である玉置空内野手(3年)が、創部130周年の節目の年に大役を担った。「彼ら(男性部員)と野球ができる最後の機会かもしれないから、自信を持ってもらえるようなノックをしたい」と意気込んだ通り、選手を鼓舞するノックを披露。「すごく楽しくて。今までとちょっと違う、晴れやかな舞台」とはじけるような笑顔を見せた。

 公式戦に出られない苦しさもあった。「背番号をもらえないっていうのは、ベンチに入る資格がないということ。どんなに練習して頑張っても何にも繋がらないっていうのは、すごく辛い」と率直な心境も吐露。それでも「大好きな選手たちとプレーできるのは特権。みんなに自信を持って、このメンバーは大丈夫って送り出せる立場なのかなって思います」と真っすぐ前を向いた。

 チームは草なぎ隆太投手(3年)が7回参考ながらもノーヒットノーランを達成し、2回戦への切符をつかんだ。玉置は「私のために頑張ってくれたと思います」と笑顔。次戦でも「打ちます」と即答すると、さらに「甲子園でも(ノックを)やりたい。

その景色を見たい」と目を輝かせた。チームを支える女子ノッカーの夏はまだまだ終わらない。

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