◆第108回全国高校野球選手権埼玉大会▽2回戦 聖望学園4―5昌平(10日・県営大宮公園)
2024、25年と2年連続準Vで初の甲子園出場を目指す昌平は、春夏通算5度の甲子園出場の聖望学園を5―4で下し、3回戦進出を決めた。
昌平は0―0で迎えた4回。
その後2点をかえされたが、7回に連打で2点を取って突き放した。投げては、エース・佐藤佑輝投手(3年)が9安打を許しながらも、粘りの投球で聖望学園打線を6回途中2失点に抑えた。「自分は三振をバシバシ取るタイプの投手ではないので、こういう展開になると思って準備してきた。そこでしっかりと粘れたのは大きかった」と、喜びをかみ締めた。
佐藤兄弟の最後の夏が始まった。昌平のエース・佐藤佑輝と、主将でこの日「5番・三塁」で出場の佐藤光輝(3年)は一卵性の双子。幼少期を熊本で過ごし、仙台に移住後、小学1年時に野球を始めた。別々の高校への進学も考えたが、岩崎優一監督(34)にひかれ、2人で考えた末、昌平の門をたたいた。「小さい頃から、2人で野球をやらせていただいていることは、当たり前じゃない。今までの感謝の気持ちを持つ」と光輝。約12年間ともに歩んできた物語もいよいよ大詰めとなった。
この日は、仙台から父・光剛さんが応援に駆けつけた。父が見守るなか、兄・佑輝は6回2失点の好投。弟・光輝は2安打を放ってみせた。グラウンドで躍動する2人の姿に、光剛さんは、「頼もしい限り。大人になったなと思う。自立したな」と、息子たちの成長を実感していた。
チームの目標は「夏10連勝」。次戦は14日に川口青陵と対戦する。「とにかく目の前の試合を全力で勝てるように、次の試合に向けて良い準備をする。感謝の気持ちを持って、応援してくださる方々のためにも頑張っていく」と、拳を握った光輝。エースと主将の佐藤兄弟が、埼玉大会を駆け抜ける。










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