◆Tモバイルホームランダービー(13日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)
MLB球宴前夜恒例のホームランダービーが行われ、球宴初選出のジョーダン・ウォーカー外野手(24)=カージナルス=が、決勝で地元フィリーズのカイル・シュワバー外野手を下して初出場で優勝した。
先にシュワバーが16スイング(規定の15スイング+15球目本塁打でボーナス)で11本塁打。
「プレッシャーで自分が追い詰められている感じだった。無理なスイングをしないことを心がけていた。無理すると上手く打てなくなるからね」と、最後に5連発という驚異の集中力を発揮したウォーカー。柔らかく美しいスイングでアーチを重ね、優勝を決めるとチームメイトと飛び跳ねながら喜びを表した。「言葉で言い表せないほどプレッシャーも感じたけれど、楽しむことができた。子どもの頃からサポートしてくれた家族が見守る中で、優勝できたことは特別だし、最高だった」
今回、従来の時間制からスイング数制にルールが変更された。第1ラウンド(R)では13本塁打した1番手・コントレラスに続いて登場し、13本塁打でトップタイとし、第2ラウンドに進出した。カミネロ(レイズ)と対戦した第2Rは、7スイングを残して決勝進出を決め、体力をしっかり温存。決勝での爆発的な追い上げにつなげた。
チケット完売となったフィリーズ本拠地は選手紹介から異様な盛り上がり。地元フィリーズ勢のハーパーとシュワバーは大声援で迎えられたのに対し、それ以外の6人には、ブーイングが渦巻く独特の熱量にも、ウォーカーは「皆からブーイングされて、少しナーバスになった。
1985年に発足した同イベントで、カージナルズ勢として初優勝。通算583本のM・マグワイアや同703本のA・プホルスもなし得なかった偉業を達成した24歳は「まだまだ彼らに学ぶことがたくさんあり、追いつく必要がある。彼らのような偉大な選手の1人と呼ばれるようになりたい」と謙虚に語る。
今季年俸79万9400ドル(約1億2980万円)の男が、一夜で優勝賞金100万ドル(約1億6230万円)を手にした。シンデレラ・ナイトが終わり「ここまでは気にいっているけど、シーズンが終わるまではどうなるか分からない。何が起きても冷静に構えているつもり。普段通りのルーチンを守ってできるだけシンプルにして、深く考えすぎないようにしている」と落ち着いた表情で述べた。










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