◆第62回小倉記念・G3(7月19日、小倉競馬場・芝2000メートル)追い切り=7月15日、栗東トレセン

 楽々と駆け上がった。ジーティーアダマン(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎、父ルーラーシップ)は栗東・坂路でリチャードバローズ(5歳3勝クラス)を1馬身半追走。

毛づやも目立つ好馬体を弾ませ、ラスト2ハロンからジワジワと加速し、52秒1―12秒2で半馬身先着した。手綱を執った上村調教師は「馬なりでしたが、動きは良かったですよ」と評価した。

 当週は軽めでも問題ない。1週前はCWコースでレクスノヴァス(4歳オープン)を3馬身追走。直線で一杯に追われると、軸のブレない走りで6ハロン82秒6―11秒2をマーク。菊花賞の1週前追い切り(CWコース)では先着を許した僚馬に1馬身先着し、負荷も動きも十分だ。

 馬体の成長が推進力を強化している。今年初戦は2月の飛鳥S。3か月半ぶりの実戦だったが、18キロ増の510キロで2番手から早めに抜け出して2着。続く難波Sでは同様の競馬でしっかりと勝ち上がった。トレーナーが「前回はちょっと重かったかな」と振り返る、前走の都大路Sは2か月半の休み明けで過去最高の512キロ。それでも、コースレコード決着のなか、先団から直線で長く脚を伸ばして3着を確保。

3歳時は逃げてこその馬だったが、精神面も大きな成長を遂げている。

 「カッとなる面も今はだいぶまし。今回は思った通りの調整ができている」と指揮官。持続力の生きる小倉で、初タイトルをつかむ。

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