侍ジャパンの新監督に元ロッテ監督の井口資仁氏(51)が内定したことが17日、分かった。侍ジャパン強化委員会が人選を進めており、有力候補に挙がっていた。

今月中にも正式発表の見込みで、初めてメジャー経験者の侍指揮官誕生となる。

 新監督の内定報道を受け、この日、NPBが対応。「本日、野球日本代表(侍ジャパン)トップチームの次期監督に関する一部の報道がありましたが、侍ジャパンの次期監督人事につきましては、現在選考の途中であり、現段階ではコメントは差し控えます。正式に決まり次第、速やかに公表いたします」とするにとどめた。

 新監督は11月に行われるアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)が初陣となる。青学大在学中の96年アトランタ五輪では決勝でキューバに敗れ、銀メダルに終わった。32年ぶりに米国開催となる28年のロサンゼルス五輪で、出場に意欲を見せている大谷翔平投手(ドジャース)らとともに悲願の金メダルを目指すことになる。

 井口氏はダイエー、ロッテで3度の日本一を経験。MLBではホワイトソックスとフィリーズで2度の世界一に立つなど、実力とともに“強運”も併せ持つ。17年にロッテで現役を引退し、翌18年にプロ野球で初めてメジャー経験を持つ日本人指揮官となった。ロッテを率いて5シーズンで最高成績は2位だったが、佐々木朗希(ドジャース)をはじめ、藤原恭大らをチームの主力へと成長させた。

 3月のWBCでは史上初の8強敗退という屈辱を味わい、井端前監督が退任。

侍ジャパンの監督は日本人メジャーリーガーの招集など重責も担う上でMLB側とのパイプを持つ井口氏は打ってつけの存在だ。新監督のもとで再起をはかる。

 ◆井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年12月4日、東京都生まれ。51歳。青学大から96年にダイエーを逆指名し、ドラフト1位で入団。2005年、自由契約選手としてWソックスに移籍。フィリーズ、パドレスを経て、09年にロッテ入りした。盗塁王2度。ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を3度ずつ受賞。日米通算2407試合に出場し、打率2割7分、294本塁打、1220打点。178センチ、91キロ。右投右打。

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