◆第108回全国高校野球西東京大会▽3回戦 日大三8―4世田谷学園(16日・府中市民)

 昨年の西東京大会を制した日大三が第3シードの世田谷学園を8―4で下し、4回戦進出を決めた。

 苦しみながらも勝利に導いた。

チームは10安打8得点と抜群の攻撃力を発揮するも、「3番・一塁」で出場した田中諒主将(3年)は4打数無安打。「強いバッティングを意識した結果、力が入った」と語ったように、3回1死三塁では内野ゴロに終わるなど、自慢の打棒はふるわなかった。

 しかし、結果を残せずとも常に意識していることがある。それは打席での「間」を大事にすること。「自分のペースでカウントを作れることを意識している」と語る田中は、ボール球を振らないなど自分のスイングをしっかりすることに力を入れる。

 1回戦の後に表明した「プロ一本」という決断にも依然として迷いはない。田中は「スカウトの方に来ていただいてプロの道が見えているのであれば、素直にチャレンジしたい」と力強く語る。「元々の夢が高卒プロ」と話す姿からも強い覚悟がにじみ出ている。

 今夏、チームは部内不祥事によりノーシードから甲子園を目指す。田中を中心にチーム一丸となり、聖地への道を切り開いていく。

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