◆第108回全国高校野球選手権埼玉大会▽3回戦 西武台10X―0大宮南=5回コールド(15日・大宮公園)

 夏の甲子園初出場を目指す西武台が、約50年前の大ヒット曲に乗って大宮南にコールド勝ちした。

 「ヒーローになる時 それは今」―。

3点リードの5回に無死一、二塁のチャンスを作ると、甲斐バンドが1978年にリリースした名曲「HERO(ヒーローになる時、それは今)」をモチーフにした応援歌が流れてきた。すると「打席で聞くと乗ってくる」という5番・DHの粟飯原(あいはら)凜空(2年)の2点タイムリーなどで7点を挙げ、一気にコールドまで持って行った。

 「HERO」を作詞作曲したのは甲斐よしひろ(73)。西武台を率いる河野創太監督(44)は「kainatsu」の名で歌手活動を行っている甲斐よしひろの次女と結婚している。「歌詞がいいですし、お父さんのパワーも借りたかった。お願いして応援歌にさせていただきました」。2024年秋の関東大会から、取っておきのチャンステーマとして選手の背中を押している。

 西武台は1988年センバツに出場して1勝を挙げているが、夏の埼玉大会では8強が最高成績。壁を破るべく、指揮官は「日替わりで泥臭いヒーローが生まれてくれれば」と願った。

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