◆第108回全国高校選手権静岡大会▽3回戦 聖隷クリストファー5―1島田樟誠(18日・浜松球場)

 完璧な投球だった。聖隷クリストファーの注目左腕・高部陸(3年)が4回を完全投球だ。

2点リードの6回から2番手で登板し、打者12人を37球、無安打5Kで封じた。「1週間で修正出来た。ここから連戦がスタートするのでいい投球をしたかった」と気持ち良さそうに汗をぬぐった。

 前回11日の初戦・富士宮西戦では、4点リードの6回1死満塁から急きょ登板。自身に失点、自責点は付かなかったが、押し出し四球を与えるなど初戦独特の力みはあった。一転、この日は自己最速タイとなる150キロの速球に104キロのスローカーブを織り交ぜた。「試しながら投げてました。バリエーションが増えればいい」と本番で“遊び心”を見せる余裕があった。足を高く上げずに投げるなど投球フォームでも相手を幻惑させた。

 21日の4回戦からは決勝まで中1日で試合が続く過酷な戦いが始まる。夏本番のマウンドで投げながら進化を続ける高部が、連覇へまた一歩階段を上がった。(塩沢 武士)

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