◆米大リーグ ブルージェイズ4―12ホワイトソックス(17日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 後半戦開幕カードで注目の日本人ルーキーが激突。球宴初出場でホームランダービーにも参加したホワイトソックスの村上宗隆内野手は「2番・一塁」で、前半戦で2018年の大谷翔平投手(エンゼルス)の1年目に並ぶ22本塁打を放ったブルージェイズの岡本和真内野手は「3番・三塁」でともにスタメン入りした。

村上は8回の第5打席に左前打を放つなど4打数1安打1四球で、打率は2割3分3厘、岡本は3打数無安打2四死球で、打率は2割3分7厘。アーチ共演は、第2戦以降に持ち越しとなった。

 12―4の大勝ムードで迎えた第5打席に、村上の後半戦初安打が出た。相手5番手、この日がメジャー・デビューとなったバンアイクと対戦。1球目のボールがABSチャレンジでストライクに覆ったが、3球目の外角へのカーブを逆方向に運んだ。三塁手・岡本の遊撃寄りシフトの逆をついた打球は左前へ。村上は一塁上で両手でOKマークをつくった。

 「村上の存在は、私たちにとって本当に頼もしい。健康状態でいてくれることが嬉しい。彼の存在はクラブハウスにとってもフィールドのパフォーマンスにおいても大きな意味がある」とベナブル監督は、後半戦の好スタートを喜んだ。

 昨年のア・リーグ王者に対して、ホワイトソックスは同リーグ中地区1位の勢いをそのまま後半戦に持ち込んで12―4と圧勝した。2回に3連打と本塁打などで5点を奪うと、5回には岡本の四球も絡んでチャンスを広げ、満塁機にC・モンゴメリーの走者一層の左中間二塁打で3点を追加。

7回にも4点を加え、先制―中押し―ダメ押しと理想的な展開だった。

 新加入の村上が若いチームをけん引し、前半戦は50勝45敗。去年は32勝65敗、一昨年は27勝71敗で前半戦を折り返したチームが、4年ぶりの中地区首位ターンを実現した。

 「後半戦も、しっかり集中して準備やプレーに取り組んでいきたい。大事なのは、日々、球場に来てワクワクした気持ちがあること。選手はチームのために尽くすこと。我々コーチングスタッフはそのエネルギーを正しい方向に導くこと。気が散る要素は多くあるが、自分たちがコントロールできることを最優先していく」とベナブル監督。過去2年とは明らかに違う上昇ムードを重視するとともに、トレード期限が迫る中、”買い手”としても大きく注目を集める中、日々の戦いに集中することを強調した。

編集部おすすめ