◆第108回全国高校野球香川大会 ▽3回戦 高松商12x―2観音寺一=6回コールド=(18日・レクザムスタジアム)

 4年ぶりの夏の聖地を目指す高松商が3回戦で観音寺一をコールドで下し、8強入りした。巨人・浅野翔吾外野手(21)の弟・太智(たいち、3年)が「6番・右翼」で先発出場し、2打数1安打1四球、犠打も決めチームの勝利に貢献した。

 攻撃の“起点”となった。1点を追う2回には先頭打者で中前安打を放ち、打線に火を付ける。2番の西村修五(3年)から河田健汰、塚本峻主将(ともに3年)、吉沢達(1年)まで4者連続タイムリーが飛び出すなど打者一巡の猛攻で一挙7得点。5回にも先頭打者で四球を選ぶと、二木葵聖の2点打などで3点を加える。9点差の6回無死一塁ではきっちりと犠打を決め、コールド勝ちを“演出”した。

 初戦(11日)の坂出工戦では4打数1安打だった太智は「初戦は緊張したけれど、今日はいい流れでチームに貢献できた」と笑顔が広がった。「長打を打つよりは、チーム全体で一人一人がつないだ方が、(相手の)投手もきつくなると思う」とフォア・ザ・チームに徹した。

 1週間前、兄・翔吾からチームに大量のアイスの差し入れがあった。太智は「色んな面で尊敬してます。調子に乗らないというか、謙虚だし、色々と教えてくれます」と憧れの存在だ。試合前日の17日は兄から「明日はがんばれよ」と連絡をもらって気合が入った。「今日はいい報告が出来ます」とほほえんだ。

 4年前の中学2年の夏、兄の雄姿をアルプススタンドで目に焼き付けていた。兄と同じユニホームを着たいと高松商に進学した。チームとしてもその時以来となる夏の聖地(センバツは23年、25年に出場)を目指す。「最後の夏なので全員で一戦必勝で甲子園に行きたい」。真っすぐ前を見据え、きっぱりと言い切った。

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